貧乏話

僕が好きな貧乏話と

今の貧乏話は

なんか違うんですよね。

年金だけでは食べていけないとか、

若者も学費で大変とか、

そう言うのは

ガチな感じじゃないですか。


そうじゃなくて、

若者の下積み時代の貧乏話とかが

好きなんですよ。

夢を追っての事だし、

救いがあるし

後で笑えるじゃん。

シャレにならない貧乏は

笑えないからね。

それは政治を変えないとね。


https://youtu.be/3r2-EWvDzlI?si=honPfzTrV2lGhTar


色んな人の貧乏話を集めた

短編集があって

スペインでいつも読んでました。

その中で椎名誠さんが仲間と

共同生活してる時に

カツ丼を食べに行きたくなった

話があるんですが、

面白かったです。

「哀愁の町に霧が降るのだ」

からの抜粋なのかな?


この本の中には

東海林さだおさんも

若い貧乏な時の事を書いた

エッセイがあって、

カレーが

食べたくなったらしくて、

カレーには普通は肉がちょっと

入ってるもんだけど、

そうじゃなくて肉の中に

カレーが入ってるくらい

肉が沢山入ってるのが

食べたかったらしくて、

自分で作って

カレーに大量の肉を投下して、

「ざあまみろ!」

と言ってて、

それが好きでした。


松本零士さんの

男おいどんとかも貧乏の話だし、

昔の人って別に

そんなに気取らないで

素直に貧乏を出してたと

思うんですよね。

でも「今にみてろよ!」とか

元気な貧乏なんですよね。

まあ、芸人さんとかは今も

下積み時代ありますよね。


今の人って売れてる人に

下積み時代とかないと

思ってない?

そうじゃなくて

下積み時代にこそ旨味が

いっぱい詰まってるんですよ。

それがない奴なんて

面白くないと思うよ。

貧乏が嫌だ、とかじゃなくて、

やりたい事のためには

貧乏も厭わないくらいの

気持ちでやるの!

今の人はすぐ楽しめるとか、

楽に儲かるとか、

損したくないとか

インスタ映えとか、

そんなのばっかりだけど、

そうじゃなくて

下積みこそが面白いと思いますよ。