生徒とプロ

僕が話してるのは

主にプロのステージの話であって

発表会とか生徒ライブは

また話が別ですよ。 

生徒ライブみたいなノリで

プロのステージを

やっちゃってるよね、

って事ですよね。


生徒ライブなら

「プロのステージではない」

と言ってるわけだけど、

そうじゃなくて

普通にタブラオで

プロのステージを

生徒や生徒レベル同士で

簡単に結構な値段で

やっちゃうよねって事。

それはおかしいと思うし

緩すぎて芸術性も発展性も

ないと思います。


生徒がプロのステージに

出る事はあります。

それは先生と

その生徒が出る場合とか

ちゃんとした人がショーを

仕切ってて、

その中で出る場合。

それは教育的な意味が

あると思うんだけど、

今はもうそう言うのさえ

取っ払ってもっと崩壊して

しまってると思うんですよね。


ステージは先生の姿を

見て学ぶもんだと思うし、

先生から徐々に認められて

いくと言う段階を経ていくと

思うんだけど、

そのプロセスが崩壊してる

と思うんですよね。

今はなぜか

振りを覚えたら

みんなすぐにステージを

やりたがっちゃう。


でもステージは

簡単じゃないし、

しかもプロのステージで

しかも主役なら客を力量で

楽しませないといけない

エンターテイナーであり

フロントマンじゃん。

もう勉強じゃなくてプロじゃん。

そこまでやっといて

「生徒なんで」とか

「楽しくやりたいだけ」とか、

それってプロなのアマなの?

勉強なのプロの芸なの?

主役なの脇役なの?

どっち?


そう言うのも踊りの先生が

教えてあげないと

いけないと思うんだけど、

厳しいとダメとか、

スパルタはダメだとか、

学芸会はみんな主役とか、

徒競走は順位をつけないとか、

もしかしたら

そう言う影響もあって

緩い取り組み方が

普通になってる時代なのかも

知れないですね。


でも美しくないものに

価値はないし、

努力無しに

美しくなれる芸が

あるはずがない。

それが現実だし本質。

逆にそれは努力次第って

フェアな所でも

あるんですよね。