スター不在

一昔前だったらみんな普通に

憧れのギタリストや

憧れの踊り手を目指してた

気がするんですよね。

「ああなりたい」

と思うようなもっと

分かりやすい対象が

あった気がするんですよね。

先生とはまた別にね。


ポップスでも

そうだったでしょ?

マイケルがスター!

みたいにシンプルに

分かりやすいスターが

居たじゃないですか。

シンプルに

超人的な何かに

圧倒されて凄いな、

と思うような感じ。


今だとスペインでも

スターが不在だし

憧れる存在とか

目指す存在自体が

見つけにくいかも

しれないですね。

正直誰が人気あるのか

僕もよく知らないもん。

昔ならカナーレスとか

ホアキン・コルテスとか、

エバとかサラバラスとか

居たけど。


そうすると

「こうなりたい!」

「こうやりたい!」みたいな

イメージや理想が得られなくて

ステージに上がる事だけが

目標みたいに

なってしまうのかも

知れませんね。


そうだとしても

ステージに立つには

芸が必要なわけだから

芸がないといけないじゃん。

やっぱりそれには

誰かに憧れて

憧れとの差を認識して

練習して、

その上で

ステージだと思うんですよね。


先生に習うのも大事だけど、

もしかしたら

それよりアーティストに

憧れる方が大事かも知れない。

憧れるパワーって凄くて、

憧れたら言われなくたって

練習したり真似するもんね。

そうなりたくて

やってるんだから。

それがなくてただ先生から

ああやれ、こうやれって

言われてもピンと

こないかも知れないですよね。

やらされてる感だけで。

スペイン人なんか

分かりやすいよね。

バンッと部屋に

カマロンとかパコの

写真とか飾っちゃったりして、

こうなりたいんじゃ!

みたいに子供みたいな

憧れ方をする。


だからと言って、

今から誰かに憧れるのか?

と言うと

正直熱狂させるような

スターも居ない、、、


スターはやっぱり

必要なんでしょうね。

憧れだよね、

人を駆り立てたり

人のハートに火をつけるのは。

スターがいると

みんなを牽引して

その業界も光輝くよね。


どうしてそう言うスターが

現れなくなっちゃったん

だろうね?