タブラオの移り変わり

20年くらい

踊り伴奏を弾いてきたので

この業界の移り変わりを

見てきたと思います。


まず10年くらい前までは

ステージは

みんなプロや先生が

やるもんだったんですよね。

生徒も先生を見にきたし。

だけど、

「下手でも客をたくさん呼ぶ人」

みたいのが出てきて、

そこから

「ステージはプロがやるもんだ」

と言う前提が崩れだした。

店も背に腹はかえられなくて

お金が欲しいから

それに乗っかった。


そこから

「客さえ呼べばショーは

成立する」

みたいになっちゃった。

だけど客を呼べたって

芸術の方は未熟のまま

練習しなけりゃ

良くならないわけですよね。


未熟ならどうするか

と言うと、今度は、

「良いギターと良い歌い手と

バイオリンとカホンを

入れたら良いんだ!」とか

考えるみたいなのね。

いやいや、

だから主役の問題なんだってば!


だからコンパスとか

良く分かってない人の伴奏が

プロのより

豪華になっちゃったりして、、


「うちの娘が踊るのを

見にきてるんで、

他の人とか先生の踊りとか

どーでも良いっす。

知らない人だし関係ない。」


、、えー!


僕らって

だだショーを

やるのが最終目標だったっけ?

もっと良いアートとか

良いショーを目指してたんじゃ

なかったっけ?


、、今後、

本当にどうなっちゃうん

だろうね?