味の複雑さ

綺麗な音を探そうとすると

単純な甘さやクリアさを

追求しがちなんですよね。

でも、

味に置き換えてみたら

ほろ苦さだって

僕らの身近にいつも

ありますよね。

コーヒーが一番

分かりやすいですね。


でも不思議な感覚ですよね。

甘さだけを求めてれば

良さそうなもんだけど、

そこに苦味とか渋みとか

普通は不味いもののジャンルに

入るようなものが入る事で

良いエッセンスになりますよね。


ビールなんかも最初に飲んだ時、

「どうしてこんな苦いものを

飲むんだろう?」

って思いますよね。

そう言う味が好きなんだったら

常日頃からそう言うもんばっかり

食べてれば良いじゃん。

ビールの炊き込みご飯とか笑

でも、

それはまた別なんですよね。

あのビールの苦味は

きっとワンポイントの

アクセントとして

機能するんでしょうね。

まあ不思議な感覚ですよね。


辛さを求めるなんて言うのも

本来なら要らない感覚だと

思うんですよね。

痛みに近いものらしい

ですからね。

生きてく上で

生命維持の観点から

どうしてこんな感覚が

必要なんだろう?

不思議。

実際に生きるか死ぬかの

飢えてる時には

味なんかどうでも良いもんね。

だから、

凄く必要か?と言われたら

なくても

何とかなるんだけど、

表現の幅と言う観点では

必要になってくるんでしょうね。


こうして味も複雑なように

音も複雑なのでしょうね。