ケーブル

今度は

ケーブルについて考えてみると、

モガミとベルデンが

マイクケーブルとかで

有名みたいなんですけど、

僕が使った事があるのが

オヤイデ、ベルデン、モガミ、

ゴッサムです。


プロの音楽制作の人の

YouTubeを見てると

みんなモガミと言うんですよね。

理由の一つは

ケーブルが細くて

しなるから

使いやすいんですよね。

これがオヤイデだと

太くて硬くて邪魔だし、

なんか機材の

端子に負担かかりそう、、

ベルデンもゴッサムも

細くて使いやすいですけどね。


後は何本も

必要なら一本の

価格が大事になってくる。

そう言う点でも

レコーディングスタジオを

やってる人には安くて質の良い

モガミなんだと思います。

そして、

ケーブルで音なんか

そんなに変わらないと

思ってるみたいで、

そこに

こだわってる暇があったら

他でこだわれば良い、

みたいな感じなんですね。


プロがモガミと言うもんだから

録音では僕はベルデンを

使ってたけど、

彼らの真似をしてモガミに

変えて

しばらく使ってみました。

そしたら倍音が多めで

優しいような音に感じました。

一音弾いた時に

波紋のように

広がる音も感じました。

ああ、これが良い音なんだな、

と思いました。

それでしばらく

やってたんですが、

「やっぱり何か違うんだよなぁ病」

がまた始まってしまって

ずっと考えていました。

そしてまたベルデンに

変えてみました。

あ、これだ!

と思いました。 

ベルデンはシンプルで

スッキリとしていて、

それでいて太い感じがしました。

ちょっと大味な感じもするけど。


音楽にも色んな音楽が

ありますが、

僕のやってるような音楽は

リズムが大事で

メロディのニュアンスの中に

リズムが入ってます。

そう言う音楽をやる場合に、

良い音だろうが

モガミではリズム的に

そこにアクセントが

つかなくて

ベルデンならアクセントがつく

感じがしました。

言い方を変えてみると

モガミはほんわかしてウェットで

ベルデンは

シャープでドライなんです。


音楽はリズムとメロディと

ハーモニーでしょ?

そのリズムに関しては、

ドライでなければならないと

僕は思うんですよね。

例えば

天ぷらで考えてみると、

カラッと揚がって

サクッと歯応えのするのが

良い天ぷらでしょ?

ジメっとしてシナっとしてたら

ダメでしょ?

お菓子にも乾燥剤入ってて

サクサクとした食感があるでしょ?

そんな感じ。

日本酒で言うと辛口淡麗。

ビールで言うとスーパードライ。

コーヒーで言うとエスプレッソ。

ダメなのは

湿気ったお菓子みたいな感じで、

湿気ったポテチ、

湿気ったクッキー、

のびたラーメン、


でも、

日本での主流はモガミな

わけですよね?

そしたら僕の考えから言うと

日本の音楽は

リズムの出ないケーブルで

録音してるって事に

なってしまう、、


僕はリズムを活かしたい音楽には

ベルデンをおすすめします。


これは

オーディオインターフェイスにも

言える事だと思うんですよね。

音質とはまた別に、

リズムで考えた時に

ウェットな音より

ドライな音の方が

僕のやってるような

音楽には合うと思うんですよね。

幾ら音質が良くてもリズムが

死んでたら何にもならない。

リズムをそこまで重視しない

音楽なら全然話は

変わってくると思います。


それでも

「やっぱり何か違うんだよなぁ病」

はずっと続いてますが、

少なくともケーブルに関しては

解決したのです。