渡辺イワオーリ

フラメンコ舞踊劇団イワオーレから

ギター講談師の渡辺イワオーリに

変身した理由を説明しておきます。


フラメンコ劇団は楽しかったんだけど、

メンバーが7人くらい

集まらないと出来ないんですよね。

コロナ禍では

一切活動出来なかったし、

やるならある程度集客しないと

みんなにギャラが払えない。

集まって練習も何回かしないと

いけない。

舞踊劇団イワオーレは

僕の売りではあったんだけど、

肝心な時に

なかなか活動出来なかったので、

そう言うものに対して

時間と労力を割きすぎてるな、

と思いました。


コロナ禍でやる事がないから

CDを作ったら、

ギターソロと言うものに興味が

湧いてきて、

やっぱりこれに勝る自己表現は

ないだろう、と思いはじめました。

CDを出した事もあって

ギターソロライブもちょこちょこ

やるようになりました。

そうするとショーの時間が

2時間あったとしても

ギターソロの曲を

サクサク弾いてるだけだと

すぐショーが

終わってしまうんですよね。

まだ曲のレパートリー自体が

少ないのもありますが

それだけとも言えない。

だからトークで

繋がないといけないなと

思いました。

ただ、

そう言う技術は僕には全くなくて

どうしたら良いのか考えていたら、

偶然に講談の

神田香織先生の生徒さんと知り合い、

講談教室に通う事になったのです。


最初はただトーク力が欲しいと

思ったのがきっかけだったんだけど、

それが講談となると

それさえも飛び越えて

フラメンコギターと講談と言う

組み合わせに

ピンと来てしまったんです。

これならトーク力と講談と

ギター講談の作品も同時に作れるし、

ギターソロの作曲も同時に

進めていって、

これらが上達すればいつでも

身一つで出来ちゃう!

もう誰の都合も関係なく

自分のスケジュール次第なだけ!


講談には高座名と言う芸名が

あって、神田香織先生の

織(オリ)の字が入った名前を

もらいます。

それでイワオーリなのです。

正式に弟子入りした

プロの講談師ならば

神田の苗字ですが、

僕はプロでやってるわけでは

ないので渡辺です。

だから渡辺イワオーリ。

ギタリストの芸名は渡辺イワオ。

僕の舞踊劇団はイワオーレ。


講談があると

ギターのショーと言うか

渡辺イワオショーの

2時間の使い方のショーの構成が

かなり面白くなってくる。

舞踊劇団イワオーレで

劇中音楽みたいのを作るのも

脚本を作るのも

慣れてるし好きです。


後は最後の難点は

ギターと声のボリュームの

バランスですね。

声よりギターの

方が音量があります。

これをどうにかして

バランス良くしないといけません。

まあ、これはいずれ

クリア出来ると思います。

あとは普通のライブであれば

声とギターの両方に

マイクがありますが、

講談はしゃく台の下にマイクが

一本あるだけです。

これは位置的にもギターの方が

マイクに近い。

このマイキングも考えながら

あくまで声を主役にしないと

いけません。

こう言う点が課題としてありますね。


講談は、

ギター講談も出来るし

ギターがないバージョンも出来る、

自分でネタを収集して

台本を作れば新作も出来る。

こう言うバリエーションがあります。

ギターソロも今後増やしていけるし、

ゲストで踊りも呼んでしまえば

僕が弾きながら歌えば

普通にフラメンコショーにも出来る。


まあ、そんな風な事を

考えながらやってます。

要は自分主体で

やりたいって事ですね。

踊りに頼らずに

自分一人で表現出来る事を

模索しながらやってる感じですね。